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イワタルリ展 – 色彩と造形の器 –

令和6年5月16日(木)~21日(火) 会期中無休

開廊時間:午前11時~午後7時(最終日21日は午後5時まで)

作家在廊日:5月16日(木)、18日(土)、19日(日)、21日(火)

イワタルリは、日本近代におけるガラス芸術の礎を築いた岩田藤七を祖父に持つ岩田硝子工 芸の三代目であるが、その作品は欧米の作家に負けない存在感を放つ。作品は、彫刻的作品と 工芸的作品の二種類に分かれるが、工芸的作品の特徴は、肉厚で流動感があることだが、茶碗 やぐい呑は使ってみると意外と手取りが良い。本展には、吹きガラス技法による透明ガラスに赤玉や白玉、白線や黒縞の色ガラスを載せた茶碗や花瓶、中鉢、ぐい呑、コップなどが出品されるが、透明ガラスと黒色ガラスを組み合わせた花器は、イワタ独自の縄積み技法による作品である。また、鋳込み技法による彫刻的作品も1点出品される。イワタの工芸的作品の魅力は、赤、白、 黒といった単色の使い方であり、その表現方法として、赤玉、白玉を載せるという造形感覚はじつに楽しい。

 

森孝一(美術評論家,日本陶磁協会 常任理事)

略歴

昭和26年 岩田久利の長女として東京に生まれる

昭和45年 個展(むね工芸/東京) 以後每年個展開催

昭和52年 東京藝術大学大学院 鋳金科卒業

平成元年 第14回吉田五十人賞「建築関連美術部門」(東京サレジオ学園/東京)

平成10年 「サントリー美術館大賞展 98-挑むかたち」大賞(サントリー美術館/東京)

平成22年 テーブルウェア・フェスティバル審査員(平成23、24年)

平成28年 「イワタルリBODY×硝子」展(富山市ガラス美術館/富山)

令和4~5年 茶室展示 「イワタルリ GLASS×鉄×茶室」 (山口県立萩美術館・浦上記念館)

柿傳ギャラリー  KAKIDEN GALLERY

160-0022 東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビルB2階

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